ダイヤモンド・エイジ

ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ダイヤモンド・エイジ〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

スノウ・クラッシュやクリプトノミコンを書いたニール・スティーヴンスンの本。勝手にデビュー作かと思ってたけど、スノウ・クラッシュとクリプトノミコンの間に書かれた作品だった。ハードカバー版は既に持っているんだけど、あまりの(物理的な)読みにくさに積みっぱなし。文庫に落ちたのを発見したので、ハードカバーのことは忘れて購入してみた。ナノテクが普及しきった近未来、魔法の本、「プリマー」を手に入れた4歳の少女ネルの物語。
まだ上巻の半分くらいしか読んでないけど、めちゃめちゃおもしろいです。幸せだ。例によって、軽いノリの中にみっちりとガジェットがつまっていて、質、量ともに圧倒される。楽しい。特に「プリマー」が良くできてる。今すぐ欲しい。誰か作って。そして何といっても、ネルがいい。生活環境にめぐまれてなくてかわいそうな子なんだけど、「プリマー」で学習していく様子がとてもかわいらしい。反則だ。娘が欲しくなるよ。