ジェネラル・ルージュの凱旋

見ました。ない。これはない。
わかりやすくキャラ付けされた田口と白鳥が、原作の派手めのイベントの継ぎ接ぎをなぞっていく構成になってて、無理な皺寄せがいろんなところに波及していて目もあてられない。途中から半泣きになりながら見てました。キャラ付けはあれはあれでいい気もするけど、構成はもうちょっとなんとかならなかったんだろうか。
特に主役の速水。堺雅人が演じる本編の主役であるはずの速水の姿を楽しみにしていたのだけれども…あの格好よい速水はどこへいった?速水の葛藤や、その脇をかためるべき黒崎や佐藤の思いはどこへいった?泣ける。
これは「大事故発生してめでたしボム発動」と言われてしまってもしょうがないなあ。原作でもそういうイベントはあるけども、確かにボム発動でうやむやになった面もあるけれども、あそこまで全てを消しさる安直なボムではなかったと思う。
バチスタはもうすこしまともだったような気がするんだけどなあ。こんなもんでしたっけ?