428 〜封鎖された渋谷で〜
428 ~封鎖された渋谷で~(初回入荷分) 特典 スペシャルDVD「SHIBUYA 60DAYS ~Making 428~」付き - Wii
- 出版社/メーカー: セガ
- 発売日: 2008/12/04
- メディア: Video Game
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セガ・チュンプロジェクトのWiiゲー「428」を買ってひととおりクリアした。おもしろかった。これはおもしろかった。
「428」は5人の主人公が交錯しつつ4月28日の10時から20時までの10時間の物語を進めていくサウンドノベル。むかしなつかしい「街」システムで、ある主人公の選択が他の主人公の展開に影響を与えたりする。
実写をベースにした静止画だった街とは違って、たまに動画がはいったり、静止画でも微妙に動き(スクロール)がついてたり、音楽もよくなってる。地味にバージョンアップ。システム的に街とちょっとだけ違うのは、全体の話の区切りの単位。各人の行動が他の人に影響するのが1時間の単位で閉じている。全員の1時間をうまく経過させられると、そこで次の1時間がはじまる。街だと1日だったっけ?単位が短めになってるので、テンポよく進められるし、次の1時間に進めるところではいる予告の煽りっぷりもなかなかよし。
あと、「街」ではそれぞれの主人公がそれぞれの目的を持って動いてた感じだけど*1、今回のは誘拐事件を発端にしたひとつの大事件へと話が集約されていく。解決に辿りつくにはそれぞれの立場で正解ルートを選ばないといけないんだけど、それも各人が解決に向けてちょっとずつ努力して影響をおよぼした結果に感じられてプレイ感もよし。
正直なとこ、「街」だとおもしろい話もあればつまんない話もあって、全体の話をすすめるために嫌々消化してた話もあったりしたけど、今回はメインの事件に対する重要な役割がそれぞれの主人公に順番にまわってくる感じで、つまらないパートはひとつもなかった。特に、しだいに事件の全貌が見えだしてそれぞれの人の話が噛み合いだす昼以降の展開の加速っぷりは異常。ハリウッド映画的な話の転がりかた。そういうの結構好きなんです。
序盤は丁寧なチュートリアルがついてるし、チュンソフ党な人じゃなくても、サウンドノベルに抵抗のないWiiユーザーはみんな買えばいいと思うよ。
ただ、二つ目のボーナストラックは…個人的には本編を台無しにしてると思うので、それだけは見なかったことにしたい。なんで付けちゃったのかね。
*1:やったのはかなり昔なんでもしかしたら違うかもしんない