容疑者Xの献身

映画は予想外に良かった。

 何がよかったか、というと、犯人である数学者・石神を演じる堤真一さんの演技があまりにすばらしかったのだ。

数学の道が閉ざされるとき - hiroyukikojimaの日記

そうそうそうそうそう。すっかり忘れていたが容疑者Xの献身の映画を見たんだった。映画のキャストをはじめて聞いた時は、「え?原作ではがっちり体型で頭薄の石神役が堤真一?全然キャラ違うじゃんどうするつもりだ」と内心あきらめておったのですが、堤真一がちゃんと夢を断たれた失意の数学者に見えたので、それだけで満足してしまったのだった。(原作にはまだでてきてなかった)内海薫も映画だからといって妙なことをしでかすことなく、ほとんど何もしなかったのもよかった。

原作は地味な地味な話なので、映画では派手な脚色やら設定の変更やらいろいろ追加されてたけどそれは気にしない方向で。松雪泰子もよかったし。うん。