ユーザーのみんな!はてなにちょっとずつ元気をわけてくれ!

http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenaidea/20050623/1119505814
で告知されているように、現在、はてなはてなアイデアによせられたアイデアに関するミーティングの音声情報を毎日公開している。この告知を見た時から、もしや、とは思っていたけど、、いました!やっぱりいましたよ!このミーティングの音声データを字に落としている人が!
例えば、今日のだとここ。http://jinriki.g.hatena.ne.jp/cx20/20050707

まあ、はてなという会社は、もともとサービスの発端である「人力検索はてな」の時代からユーザーの力を取りこみながら大きくなってきた会社だ。「はてなキーワード」でユーザーにネット上の辞書を作成させると同時に検閲もさせ*1、「はてなブックマーク」でWebのフィルタリングを行い、「はてなアイデア」では新規アイデアまでもユーザーから取り入れている。そして、さらに社内ミーティングのロガー役までユーザーにさせはじめていました。しかも、やってる人達はそれぞれ楽しんで「作業」してる。恐るべきみんなの元気の集めかた。なんだこれ。

なんの利益関係もない人達がよってたかって何かを作り出すというモデルは、オープンソースWikipediaという立派な前例が存在するわけだけど、はてなはコードや文書以外にもそれを適用しはじめているんじゃないか。まあ、建前的にはそれぞれのサービスはユーザーそれぞれに利益を還元しているわけだけど、音声データの文章化までやる人がでてくるとは、予想はしていたものの驚きです。ちょっとそれ、元気わけすぎなんじゃないの?と思うほど。
このまま順調にサービスが増えつつ、ユーザーの力をちょっとづつ集めることに成功していくと、この「元気玉」はいったいどこまで大きくなるんだろうか。例えば、今現在「研究職」といわれる人たちがやっているような仕事ができてしまうところまでいくだろうか。

というわけで、ひとつ新規サービスの提案。「目的を明確にしたある(研究)ネタ」に興味ある人を「はてなグループ」で集めて、「はてなブックマーク」で資料の収集を行い、「はてなキーワード」で専門用語の解説や、メンバ内での概念の統一を行って、「はてな」でアンケートを取って他の人の意見も収集する、そんなような、何人かが一つの問題を解決していくための、「はてな」各種サービスを組みあわせた統合サービスなんてのはどうですかね?そのグループが作成した資料の閲覧レベルを細かくコントロールするオプションとかつけたら結構受けるような気がするのだが。はてなポイントをいくらかメンバに払った人は(メンバじゃなくても)そのページを見られるとか。
名づけて、はてなリサーチ。あ、Rはもう使われてるか。はてなソルバー?いまいち。まあ、「研究」では、そもそも問題と目的を定義するところが一番難しいので、この仕組みでは「研究」までは届いてないわけだけど。