静的なWebページをDB代わりに使う郵便番号検索デモ

ajaxネタその2。
http://ajaxdb.jp/

特徴 検索ロジックがJavaScriptで記述されており、ブラウザ内で動作します。 CGIが使えない環境でも利用可能です。サーバサイドに動的処理を必要としません。 サーバには静的ファイルを置くだけ。サーバ負荷は低い。 検索処理中に、様々な処理ができます。検索進捗表示をしたり、「正確ではないが素早く、途中結果を表示する」といったことが可能です

AjaxMLを運営しているゼロベース有限会社(http://zerobase.jp/)の石橋さんが作ったAjaxによる郵便番号の検索デモ。Ajaxぽいのは検索の進捗が表示されるところなのだが、本当のキモはそこではなくて、このサイトが静的なファイルのみから構成されているというところなのです。
サーバ側にはAjaxを実現するJavaScriptコードを含んだHTML + 静的なデータファイル が置いてあるだけ。つまり、サーバ側は(静的な)データを提供するだけで、通常の検索処理はクライアント側のJavaScriptコードが行っているわけだ*1
要は、http://d.hatena.ne.jp/sshi/20050415/p2 に書いた静的HTMLでAjaxアプリを構成するのと同じ話。普通はサーバ側にDBかなんか置いて、がしゃがしゃサーバーで検索するようなアプリにも、その考えを適用してみました、というデモになっている。データを参照するだけのWebアプリケーションなら、サーバー側でDBを動かしておく必要はなくて、(静的な)データさえ置いておけば、データ取得&検索処理はクライアント側でもできるってことだ。
アクセスが集中したときのことを考えると、サーバ側は軽い処理だけに留めて、ややこしい処理はクライアントでやろうというのは筋がよさそう。これからどんどんクライアント側のJavaScriptコードにこういう処理コードが「輸出」されてくるんじゃないかなあ。

*1:まだソースにあたってないけど、多分…