インターネットストレージとしてのYahooブリーフケース

最近、手持ちのパソコン上のデータをいろんなところ(出張先とか)から使いたいと思うことが多い。自宅サーバをインターネット上に公開しておけばいいんだけど、マシン管理も面倒になってきた。できればありものサービスを使いたい。はてなもそうだけど、無料でどっかのサーバーにデータ(ブログのテキストデータとか)が保管されていて自分だけが編集できるようになっていると、データ管理やバックアップのことを全部おまかせできるので楽だ。OSのクラッシュや再インストールの時に慌てなくてすむ。無料ならなおよし。

てなことを最近考えていたのですが、id:TakamiChieさんのダイアリで、WebDiskというサービス*1が紹介されていた(http://d.hatena.ne.jp/TakamiChie/20051229/1135854856)。なんでもWEBDAVが提供されていているインターネットストレージサービスだそうな。お、いいじゃんと思ってみてみたら、無料のお試し版は1.4Mしか容量がない。WEBDAVなのは便利そうだけど、これではあまりに使えなさすぎる。

そこで「個人的には、Yahooブリーフケースのほうがいいかな。」(http://d.hatena.ne.jp/TakamiChie/20060110/1136896922)と仰られているYahooブリーフケース*2をみてみた。なんと、無料のくせに2005年7月から300Mの容量が提供されているらしい。さすが物量作戦のYahoo。動画なんてのは置くつもりないので、これだけあれば十分だ。

さっそく試してみたのだが、使いにくいWebインターフェイスしかなくて、ちょっとがっかり。複数ファイルのアップロード/ダウンロードの手段が提供されてないので、基本的にはブラウザ上で1ファイル単位でちまちま操作するしかない。これでは自動処理とかやりにくくてしかたない。YahooにもWebDAVが用意されていればいいのに!

とはいえ、無料の300Mは魅力的であるし、Webインターフェイスも閲覧用途には便利そう。HTMLをちまちまスクレイピングして、足りない機能を補ってくれるクライアントツールがあれば、便利に使えるかもしれない。ざっと探してみたがそういうツールは発見できなかったので、まずは公開されているファイルのみを一括ダウンロードするツールを自作してみた。結構簡単にできたかなーと思っていたら、Yahooブリーフケースって画像とか特別扱いすんのね。画像ダウンロードしたつもりがHTMLファイルが落ちてきてたよ…とほほ。

なんにせよ、もうすこし洗練したAPIを作りこめないと、面白いことはできなさそう。筋悪いかなあ。スクレイピングしなきゃいけないとはいえ、HTTPで通信できるのは魅力的なんだけどな。ああ、でもファイル参照のためのURLって変化しちゃうのかもしれない。そうだとすれば、外部から参照しようとすると必ずスクレイピングしてファイルのURLを取得する手間がかかる。話にならない。ローカルのフォルダとSyncできればそれでいいような気もするけど。もうすこしまともなAPIが提供されているインターネットストレージサービス、他にあるかなぁ。できれば無料で。