JavaScript1.5のラベル文
http://developer.mozilla.org/ja/docs/Core_JavaScript_1.5_Guide:Loop_Statements:label_Statement
JavaScriptではソース中にラベルを記述しておくことで、breakやcontinueでの脱出時に、脱出範囲を指定できるようだ。知らなかった。
こんな風に使える
function label_test() { var i = 0; outer: // ラベルその1 for (var j = 0;j<10;j++){ inner: // ラベルその2 for (var k = 0;k<10;k++){ i++; while(1) { break; // break outer; break inner: } } } alert(i); }
10回ずつ回る二重の中でカウンタiをインクリメントして、最後にiの値をalertするコード。何もしないwhileの中でbreakしているだけなので、普通はbreakでwhile文から脱出するだけ。iは100になる。
ところが、"outer:"や"inner:"というふうにラベルを記述しておくと、breakをbreak outerもしくはbreak innerとラベルを指定することで、そのラベルのついた文から脱出することができる。
例えば、break outerと書くと、外側のforループからも脱出するのでiは一回しかインクリメントされず1が表示される。break innerでは内側のforループから脱出するので、10が表示される。
ちなみに、Firefox1.5で動作確認しました。Firefox1.5だとJavaScriptもバージョン1.5なんだな。Firefox1.5にのっかっているのは、JavaScriptバージョン1.6のようです。コメントありがとうございます。
追記:JavaScirptの仕様って規定されてるの?
ところで、(ECMAScriptでなくて)JavaScriptの仕様って誰が決めてるんだろ。Mozilla?
operaとかにのっかっているJavaScriptもMozilla(か誰か)の決めた仕様に従っているんだろうか?仕様からして違うんだろうか?それとも、処理系自体も使いまわしてるんだろうか?