グラン・ヴァカンス

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

単行本は持ってるんだけど、文庫に落ちて平積みになってるところを何回か目撃しているうちに買わなきゃいけないような気がして買った。省スペースのために単行本は手放してもいいんだけど、装丁が単行本のほうがいいんだよなー。両方もっとくか。
んで、再読しはじめてみたけど、大傑作なのはいうまでもないとして、この人の文章はやっぱりすごい。とても綺麗でとても鋭くてとても残酷。イメージが透けて見える単分子文章。うまく説明できない。説明できるような文章ではない。
シリーズ二作目ももうすぐ出るみたいだし。楽しみ。あれ、二作目が長編「空の園丁」かと思ってたら、二作目が中編集で三作目が「空の園丁」になるのか。長編の三部作シリーズの二冊目が「空の園丁」だ、ってどっかで見かけた記憶があるのだが勘違いかな。四部作になるのかな。
まあ、「シリーズ」とは書いてあるけど、これ一冊でも物語としては十分完結していると思うので、そのへんは気にせず、とりあえず読んでみてはいかがでしょうか。