マルドゥック・ヴェロシティ 1 2
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/11/08
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マルドゥック・スクランブルでバロットを介して死闘を演じた"金の卵"ウフコックと"錆びた銃"ボイルドが仲間だった頃のお話。マルドゥック09法案に関連する仲間達もまだ12人健在。
どうにも読んでいくうちに、スターウォーズ新三部作とかぶりまくる。ダースベイダー=ボイルドに、オビワン=ウフコック、ジェダイの騎士=09の仲間達*1、帝国=オクトーバー社。で、ついに物語中盤であんな展開も…。
考えすぎかなぁ、と思わなくはないが、将来も帝国=オクトーバー社が健在なことや、ベイダー=ボイルドが虚無に飲みこまれてオクトーバー社の手先になってしまうことは忘れられないわけで、どうしても…。なんだかんだいってスターウォーズの(僕に対する)影響がおおきいということか。
繰り返される「ヴェロシティ」の描写がぴんとこないのが致命的に楽しめてないところなのかもしれない。ウフコックが有用性に目覚めるあたりはいいんだけども。そうなると、あとは3巻でいかにボイルドが堕ちてくれるかを期待するしかなくなる。でも、スクランブルとの整合性を考えると、ウフコックと決裂するところまではいけないはずだしなあ。中途半端だ。微妙だ。
と、全部読み切る前に微妙な心持ちになってしまったのでメモとして残す。