パズル 三題

なかなかおもしろいパズルを見つけたのでご紹介。
トランプ52枚の中から、客に5枚選んでもらって、そのうち4枚だけをアシスタントがマジシャンにみせる。で、マジシャンは残りの一枚のカードをあてる。これ、アシスタントとマジシャンの協力プレイで、きっちりしたタネがある。さて、それのタネとは?、というお話。詳しくは、http://sspp2nd.blogspot.com/2007/01/blog-post_25.htmlを。

例によって解いたあとに、友達とああでもないこうでもないといいながら、このやり方(5枚ひいて4枚みせる)では52枚がちょうど限界であるところまで到達した。なかなか楽しい。

昔やった「小人のパズル」もおもしろかった記憶があるのでついでに貼っとこう。

その1

(この文章だとテロリストになってるけど怪物と小人だったやつもあった)

100人の人間がテロリストに人質とされてしまった。
交渉の結果、テロリストはあるゲームを行い、その結果で人質の一部を解放する事にした。
まず100人の人質を縦一列に並べ、その各々に、ランダムに赤・青・黄どれか一色の目印をつける。
人質は自分にどの色の目印が付いているかはわからないが、自分より前に並ぶ人質の目印が何色かはわかるものとする(一番後ろなら自分以外の全員が見え、一番前なら誰の目印も見えず、前から50人目なら前の49人が見える)。その後人質たちは一人ずつ赤・青・黄のどれか一つだけを答え、その答えと自分の付けている目印の色が同じならその人質は解放される。誰から答えるかは人質の自由である。
さてここで目印を付ける前に人質達には作戦タイムが与えられた。最も多くの人質が解放される為には、人質はどのような作戦をとれば良いか。ただし人質は、最低限開放される人数が最も多い方法をとるものとする
隊列を縦1列から変えるのはナシです。

僕の感想(?)は http://d.hatena.ne.jp/sshi/20050201/p1 に。

その2

「こびとの森」

人里離れた深い森にたいへん賢い小びとたちが住む村があった。小びとたちは皆そっくりだったが、帽子だけは赤色と青色の2種類があった。

小びとというのはおかしなもので、自分の村にいったい何人住んでいるのか誰も知らない。そんなことを調べようと思う者がいないのだ。まして赤い帽子が何人いるか、青い帽子が何人いるかなんて、まったく無関心だ。

呆れたことには自分の帽子が何色なのかさえ知らない。なぜなら小びとは生まれてから死ぬまで一生、帽子を脱いだりしない。脱いだらこの世から消えてしまうからだ。森には鏡もないから自分で確かめる方法は何もない。そのうえ、これが一番の理由だったが、他人の帽子のことには決して触れてはならないというおきてがあった。つまり、他人から自分の帽子の色を教えてもらうことさえできないのだ。

どうしてそんなおきてがあるのか、これも誰も知らなかったが、小びとたちはそのおきてを固く守ってきたからこそ、平和に暮らしていけるのだと思っている。

ところが、この帽子のおきてを破らないまま、自分の帽子の色がわかる時がやってきた。
この小びとの村では、百年に一度、300日にわたって開催される大きな祭りがある。ただし、この「青帽子の祭り」には青い帽子をかぶった小びとしか参加できないという決まりがある。

もちろん、誰も自分の帽子の色を知らない。知らないうちは祭りに参加していいことになっている。しかし、もし自分が赤い帽子だとわかったら、その日が最後、もう祭りへの参加は許されない。翌日からはちょっと顔を出すということさえ禁止される。

祭りの初日は、村人全員が参加する。集まった小びとは全部で400人。こうして村の人口が百年ぶりにわかった。

さらに、みんなひそかに、赤い帽子の小びとが何人いるか、青い帽子の小びとが何人いるか数えてみた。だが、おきてのため、このことは話題にされなかった。小びとたちは、それぞれ自分の推理だけで自分の帽子が何色か判断しなければならない。

お待たせしました。問題です。

実はこの祭りの初日には青い帽子の小びとが200人、赤い帽子の小びとが200人参加していました。もちろん、小びとたちは自分以外の帽子の内訳しか分かっていません。

では、赤い帽子の小びとが祭りからいなくなるまで何日間かかるでしょうか?

感想は http://d.hatena.ne.jp/sshi/20050203/p1 に。