コンフィダント・絆

http://www.parco-play.com/web/play/les/
三谷幸喜の演劇DVDを見た。「コンフィダント・絆」という2007年春に上演されたもの。
ゴッホゴーギャン、スーラ、シュフネッケルという画家達と、ルイーズという一人のモデル、あわせて5人がひとつのアトリエで繰り広げるお話。
頼まれたついでに自分もDVDを買ってみたので、先入観なく見たのもよかったのかもしれないが、いままで見た三谷幸喜作品の中で一番おもしろかった。笑いはいつも通り適度にまぶされているし、なにより終盤の破壊力がすごすぎる。一回見て笑い泣き、さらにコメンタリー聞きながら見た二回目でも泣き笑い。

堀内敬子という人もすごいですね。劇団四季の時代は全く知らないんだけど、「有頂天ホテル」ではじめて見た時には若いバイトにしか見えず、「12人の優しい日本人」では普通のおばさんにしか見えなかった。
その二つのギャップのすごさが気になっていたのも「コンフィダント」を買ってみた理由だったんだけど、やっぱりよかった。天真爛漫な若いモデルと、老婆の二つが見事に演じられわけていて、歌もすばらしい。さらに出演者インタビューだとこれがまた全然違う顔にみえる。まさに"憑依型"。ファンになってしまいました。

というわけで、いろいろ満喫して満足。