堕天使キャバクラバトン その源流を見た!!

発見しました。「堕天使キャバクラバトン」の源流だと思われるものを発見することができました。まあ、ものがmixiというクローズドな場所で起っていることなので、直接その源流を名指しすることはやめておきますが、結論をいうと、id:furamubonさんが推測されている、(以下引用)

どのへんが「堕天使」でどのへんが「キャバクラ」なんだろう。質問の製作者の仕事がキャバ嬢で、自称「堕天使」だったりしたらちょっというかわりとしょっぺえな…と思う程度に留めておきます。

のが半分当っていたようです。
質問の構成からわかるように、堕天使キャバクラバトンは恋愛バトンの変種。mixi内で恋愛バトンが受け渡されるうちに名前だけすりかわっている。さて、以下に「堕天使キャバクラバトン」の成立の様子をまとめてみよう。

名前が失われたバトンと、キャバクラっぽい雰囲気の醸成

  • mixi内で流通していた「恋愛バトン」の一支流で、バトンの名前がどこかで無くなり、「これなんのバトン?」「たぶん恋愛バトン」という状況になる。
  • 受けとった人が返答するときの書きだしに、「指名はいりました☆」「お客様御指名ありがとうございまーす」「この店ははじめてですか?」みたいなノリが見られはじめる。

それとなくこういう雰囲気ができたところで、「堕天使キャバクラバトン」がその姿を現す。

「堕天使キャバレークラブ」

  1. たまたまバトンを受けとった人が、「堕天使」を連想させるニックネームの持ち主であり、バトンに答える際に、「堕天使キャバレークラブ」というタイトル、「御指名されましたー、いらっしゃいませー、堕天使キャバレークラブでございます」という書きだしを使い、そして次の人にまわす。
  2. それを受けとった人が「堕天使キャバクラバトン」と命名して、次の人にまわす。ここは直接確認できなかったので推測。でも、この人経由でバトンを受けとった人は、確認できる限り全員「堕天使キャバクラバトン」という名前を使ってるので可能性は高いと思う。
  3. 今にいたる。

「堕天使キャバレークラブ」の時点ではバトンの名前ではなく、あくまでバトンに答える雰囲気作りにそういうタイトルを付けただけと思われる。これが、8月6日 の 午後4時あたり。このバトンを受けとり、「堕天使キャバクラバトン」と、「バトン」としての名前にした人を産みの親と考えていいでしょう。このエントリは直接確認できないが、8月7日の午前2時には、この人からバトンを受けとった人が書きこみをしているので、命名されたのは8月6日中ですね。たぶん。

ちなみに、さっき書いたルール、

注意:女性の方は下のセリフで書き始めてね♪ 
   女性はホスト・男性はキャバ嬢風で。(いらっしゃいませ〜   ♪ ○○で〜す。ご指名ありがとうございま〜す♪ )

というのは、最初の地点には書いてありません。途中で誰かが加え、そしてあっという間に消えていったものだと思われます。

ふー、ま、こんなわけで、「堕天使キャバクラバトン」は8月6日に誕生したようです。いや、なんというか、雰囲気なんかは跡形もなくなっていても、「堕天使キャバクラ」という言葉だけには、この伝言ゲームをくぐり抜ける強さがあったということですね。おもしろい。名前重要。

他の変種は?

そういえば、「堕天使キャバレークラブ」を受けとった人は一人ではなかった。その後、「堕天使キャバレークラブ」をそのままバトンの名前として受けわたしている人はいないのだろうか?再び、mixi内をさがしてみた。
やっぱりあった。ストップしたり、再び名前が欠落して唯の恋愛バトンになったりしている支流もあるが、「堕天使キャバレークラブ」の名前、あるいは「キャバレーバトン」やら「堕天使キャバレークラブバトン」と微妙に名前を変えてそのままバトンが2、3代渡っていってるところもある。さすがに枝別れしていく先までは追う気力はありませんでしたが、「堕天使キャバレークラブ」が8月16日まで生存していることは確認しました。後はしらね。mixiの上でバトンの行方を辿るの面倒だし…
しかし、mixiの上でよくこれだけのバトンがちゃんと受け渡っていくもんだなあ。トラックバックもない(ないよな?)、日記のエントリを直接指すリンクも張れない(張れないよな?)貧弱なシステムなのに。
でもそうか。今回のような突然変異は、そういう貧弱さに起因してるのかな。はてなみたいに、トラックバックやリンクがきっちりしているところだと、容易に10代くらいは辿れちゃう。そうすると、簡単に元々のバトンの名前とか確認できちゃう。よほどの宣言をしないと途中で突然変異をおこしたままバトンを受けわたしていくのは難しい。きっと途中で誰かが訂正するに違いない。mixiは先もいったようなリンクを非常に辿りにくい環境で(下手すると見えないし)、ほぼ、自分の一代以上前の人を見るのはけっこう面倒です。そうすると、上流の情報を確認しにくくて、情報が安定せず変異しやすい、と。

あ、そうすると、もしかして、mixi内部はこういうバトンの変種の宝庫なんじゃないのか?mixiのクローズドな性格上、なかなか外部のブログにはでてこないけど、これからもぽつぽつととんでもない名前のバトンがmixiからオープンなブログに放出されてくるんじゃないだろうか。忘れたころに。