天才ファミリー・カンパニー

のだめカンタービレの作者の本がスペシャル版とかで山積みされていたので、ひととおり読んでみた。けっこう面白い。のだめよりファンタジー(つくりもの)ぽいけど。
この作者、「頭が良い若いにいちゃん」とそれを取りまく「すこし変わっていて人のよい人たち」というシチュエーションが好きなんだなあ。のだめもこれもそうだった。主要な登場人物の性格が両極端。で、頭が良くてきれるけど性格に問題のあった主人公が、その人の輪の中でだんだん丸くなっていく、というふうに展開する。
それとも、すこしターゲット年齢層が高い少女漫画では「頭が良い若いにいちゃん」はよくある主人公なのだろうか。そういえば、学生時代の彼女に読めと押しつけられた少女漫画もそんな主人公だったような。世間は厳しいな。