歌う船
- 作者: アン・マキャフリー,酒匂真理子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1984/01/27
- メディア: 文庫
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生まれもった障害のためにチタニウムの殻に封印されて、宇宙船の頭脳としてしか生きられない少女、ヘルヴァの物語。連作短編集。
去年からちまちま読み進めていて、さきほど終盤を一気に読みおえた。えらいおもしろかった。SFだけども、設定自体もSFでしかありえない話なんだけれども、少女の成長物語としてもラブストーリーとしても一級品。かっこいい。
主人公のヘルヴァもやたら魅力的だし、中盤から登場するパロランも格好よすぎる。最終章の生々しくもあり、ピュアでもあるとても甘い展開にも満足。満喫。
アン・マキャフリー、パーンの竜騎士よりこっちのほうが面白いじゃないか。くそ。「なかなかいいよ」と教えてくれたid:pnoちゃんに感謝。パーンの竜騎士をひととおり読んだところで、アン・マキャフリーには満足していたので、教えてもらわなかったら読んでなかったかも。感謝感謝。