天下一カウボーイ大会?

http://keith.weblogs.jp/cyberspace/2006/06/__5001.html
例のごとく「電脳空間カウボーイズ」のpodcastを聞いているわけだが、今回は20年くらい前のコンピュータ雑誌を肴に、最後はカウボーイ宣言がとびだして、次からは凄いカウボーイ達を紹介していくからみんなも投稿してくれ、という結論に。
ま、要は、『昔はいろんな分野の凄い情熱を持った人達が雑誌に熱い投稿をくりひろげていて、それを読めばいろんな凄いを知れたわけだけれども、今はそういう雑誌もないし、WebをあさってもJavascriptのライブラリがどうしたこうしたってのが持てはやされてるだけ。本当に凄いカウボーイたちはいったいどこへいってしまったの?今も探さばいるはずなんだ!じゃあ探そう!カウボーイを紹介するとともに、凄さを競う天下一カウボーイ大会を開こう!』ってかんじ。カウボーイ宣言が実質的に何をいってるのかは良くわからなかったケド。
昔々は僕もMSX-FANとかよく読んでたなあ。あれも読者からのプログラム投稿記事で持ってたようなもんだよな。MSXというハードを極限まで使い切るすごいゲームも中にはあった。今考えてみれば妙なバッドノウハウもいっぱいつまってた気はするけども。
今でもWeb上にだって凄い人達はいっぱい文章書いてるはずだけど、今やブログやなんやかんやでそういう情報が拡散しすぎなんじゃないかな。ニュースサイトはいっぱいあるけど「コンピュータ全般」にフォーカスして、ひとつひとつの技術的なネタを複数の編集人が理解して吟味して厳選して紹介してるようなサイトはないんじゃないだろうか。個人的な興味で記事を羅列してるだけのサイトが多い気がする。
なので、見る目の確かな人達がそういうのをチョイスして、その凄さとか熱さを詳しく伝えてくれるサイトってのはすごく欲しい。期待期待。でも今「凄い」ことっていったいどんなことなんだろう。世の中、技術が細分化しすぎていてみんなが「おお凄い」って言えるようなことを探すのは難しいんじゃないか。結局ハードよりな話に回帰してくだけかな。
ところで、ケイスが「カウボーイがコンピュータと戯れるさま」を「ロデオ」と称してて、この言葉の使い方はとてもしっくりきた。これくらいぴったりしてる言葉だと既に誰かがいってそうなんだけど、どっかにモトネタあるのかな。ギブスンはなんて書いてたっけ?