スーパーエッシャー展

に行ってきたよ。
http://www.ntv.co.jp/escher/flash2.html
エッシャーの生涯を、その作品を通じて紹介する展示。チケット買うだけで40分並ばされるくらいやたら混んでた。
エッシャーの作品の展示は可もなく不可もなく、というところか。エッシャーの作品がその生涯の興味の変遷と合わせて130点展示されているので、ゆっくり見てまわれればかなり満足感がある気がする。
あ、で、発表された作品を順番に見ていくことで、印象が変わったのが「昼と夜」という作品。この作品から、それまで無目的に使われていたパターンによる平面分割が、現実の二面性の表現に利用しはじめらていて、それによって一挙にエッシャーが作りだす世界の可能性が開けたように思えた。で、そう思ってみるとこの絵はとても完成度が高くて素晴しい。ポスターとか欲しくなってきたな。
さらに特に4次元的な作品を作るための緻密な研究ノートや、それに従った習作も展示されているのがポイント高め。パターンの再帰構造や、あるパターンが違うパターンに変形していくのをいかに自然に見せるかを考えぬいたメモは、まるで技術論文のように理詰めで構成されていてなかなか面白かった。
ただし、この展示を超混雑してる状態で見る価値があるかどうかは…。そのへんに価値を見出せるかどうかのバランスしだいかな。

1000ピース 昼と夜(エッシャー)[世界最小ジグソー] TW-1000-793

1000ピース 昼と夜(エッシャー)[世界最小ジグソー] TW-1000-793