ガリレオ

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東野圭吾の物理学者 湯川もののドラマ化。思ってたよりおもしろかった。
原作は、草薙刑事が事件の謎の解決を学生時代の親友の湯川に頼る、っていう男二人の典型的なワトソン&ホームズものだったけど、ドラマで湯川の相手役をつとめるのは女刑事柴咲コウ。草薙の後輩という設定らしい。主役の湯川は福山雅治
月曜9時のドラマで男二人が理屈っぽい話を展開するのは、いくらなんでもつらすぎるだろうから、柴咲コウはしょうがないところだなあ。見てても柴咲コウのほうがいいしな。たまーに、月9っぽく「恋愛もの」くさい雰囲気が漂うのは御愛嬌。湯川が解決(仮説)をひらめくときに妙なエフェクトがかかるのも…、まあ、しょうがないんだろうなあ。麻矢みきはよい。
ルックスもよくて女子学生に大人気ということになっちゃってるけど、理屈をこねまわす福山の湯川はそんなに変じゃない*1し、ネタは原作に忠実ぽいし(原作の記憶がやや曖昧)、原作もどちらかというと軽めのキャラものだから白夜行みたいな心配もない。というわけで、ドラマ化には十分成功している感触でした。正直なところ、(容疑者Xは別にして)原作はそれほど傑作とは思わないんだけど、ちょっと読み返したくなった。文庫買うかな。
ところで舞台の帝都大学の風景として京大の正門から時計台のあたりが使われてたり、ヨーロッパ企画の俳優がほんのちょっとだけ顔を出したりするのは何故?あれだけのためにわざわざ京都ロケしたんだろうか。

あと、容疑者Xも映画化されるみたいでびっくり。このタイミングで文庫化もあるか。東野圭吾、笑いがとまらんだろうなあ。

*1:どこぞの富豪刑事のせいでハードルが下がりまくってるかもしれない