24

さきほど、24をやっとみおえました。
愛機RD-X1のHDDに一月くらいまえに連日の深夜放送をとり溜めたものです。ようやく全て消化できました。これでHDDに余裕ができます。
さて、いきなりですが「先がわからなくてドキドキする」と評判の24最大のネタバレを行います。
24は、おもしろくありません。
くりかえしネタバレします。
24は、おもしろくありません。


前半は、主人公バウアーの駄目妻テリーのせいでバウアーが窮地に落ちいります。あまりの馬鹿妻の行動に思わずストーリーも二転三転です。そりゃもうびっくりです。
後半は、ようやく馬鹿妻が救出され、やっとこれでシリアスなサスペンスが楽しめるわ、と思いました。しかし見事に期待は裏切られ、パーマー議員の愚妻シェリーが自己主張。家族ぐるみでパーマーの足をひっぱります。そりゃもうびっくりです。あちゃー、こりゃ後半はシェリーでひっぱるのかと思いきや、またもやここでサプライズ!なんと馬鹿妻テリーが「主役は私よ」とばかりに大活躍。前半以上にストーリーも二転三転 もうめちゃめちゃ。容赦なく主人公バウアーを窮地においこみます。
いえ、それ以上に見ている僕が窮地にたたされました。久しぶりに殺意を覚えました。


それに比べてかっこよかったのは、マイヤーズとキム。
キムは最初だけちらっと馬鹿っぷりを発揮して捕まってくれたりしますが、じょじょにしっかりしたところをみせはじめ、ラストらへんでは見事にがんばります。(だいたいテリーが足をひっぱらなければもっと早く…)
マイヤーズもマイヤーズですが、仕事をめちゃがんばってます。がんばる女性僕は好きっすよ。


なんかなー、これが大ヒットってのがよくわかんないんですよね。ストーリーも驚き(?)を優先しすぎて、絶対破綻してると思うし。
特に23:00のあれはそういうことならもっと楽にあーでこーなんじゃないかと激しくがっくりきました。
脚本も脚本で驚きも伏線もくそもなく、単に窮地を演出するためだけにテリーとキム使いすぎだし。ある意味、テリーもひどい脚本の被害者っていうこともできるかな。


全体としては、「めっちゃ強いバウアー」「正義の塊パーマー議員」という理想的な男性陣と、「駄目妻テリー」「愚妻シェリー」というあまりに現実的な駄目っぷりを発揮する女性陣、という構造になっています。
そういう意味では日頃奥さん(彼女)へのうっぷんがたまってる男性諸君が「そうそう、いっつもそやって足ひっぱるんだよな。しかしバウアーは偉いよなあ。漢だね」とかいいながら楽しむのは理解できます。
バウアーは本当におつかれさんです。あんたよくやったよ。女を見る目がないのは御愛嬌ってとこでしょう。僕はキーファーサザーランドも結構好きなんです。
んーそれじゃ女性諸君は何を楽しんでるんだ?
どなたか、面白さを教えてください。