プロトタイプは見た目が9割

はてなおやさんの文章より。

プロトタイプなんて動作確認用だしどうせまた一から作るんだし動けばいいじゃん、という考えもあると思うのですが、プロトタイプのスタイルとかインタフェースとかをちゃんと作っておくと、評価する人に与える印象が、同じ機能しかもってないのに全然違うんですよね、不思議と。これは大企業の中で学んだ僕なりの経験則w

はてなおやさんの意図とは少し違うかもしれないけど、これは本当にそう思う。自分がいくら素晴しいモノを作ったと思っていても、人は他人の作ったものにはあんまり興味ない。人が言ってるめんどうな説明を聞く気なんてのはもっとない。
極論すれば、いくら中身が良くてもみた目がしょぼしょぼだと説明すら聞いてもらえない。逆に、中身がしょぼしょぼでも、みた目が綺麗だったりインパクトがあったりすると説明をちゃんと聞いてくれる人は増える。結果、興味や理解を示してくれる可能性も高まる。綺麗なほうが目立つしね。
常に最後まで説明をちゃんと聞いてもらえる状況ならば中身だけで勝負できるんだろうけど、そんな状況は通常の社会ではどこにもない。本当にない。他人に、自分の作ったモノややったことを理解してもらうには、その説明の入口に相手をちゃんと立たせるのにもすごいコストがかかるってこった。プレゼン能力重要。