音声録音実験

とあるところで、podcastをやろうじゃないかという話があったりなかったりするので、skypeなんかの自前のボイスチャットツールで、自分と相手の声を同時に録音できるように、すこし調べてみた。
まず、マイク入力した自分の声とPC上の音を同時に録音するテスト。録音には、超録(http://pino.to/choroku/)を使う。マイクの音とPC上の音は同時に録音できないかと思っていたが、どうやら、ボリュームコントロールをいじれば同時録音も可能みたい。ボリュームコントロールのいじりかたはこちら(http://miyazaki.cool.ne.jp/mnokuni8a/sindex.shtml)。
また、skypeを使って多人数での録音をやる場合には、skype上で「自動音声機器設定調節を有効にする(サウンド設定を有効にする)」のチェックボックスをオフにしておかないと、せっかくいじったボリュームコントロールの設定がチャラにされてしまうようなので注意(http://blog.livedoor.jp/ladio_guide/archives/13606016.htmlより)。あと、自分のPCのスピーカーは切らないとハウリングするみたい。注意。

ちゃんとボリュームコントロールをいじってやれば、自分の声とPC上の音を同時に録音できるようだ。正確には設定で自分の声もPC上に流すようにできるサウンドカードの再生側の音を、録音側に戻せるってことかな。適当に音楽聞きながらしゃべると両方ちゃんと録音できました。めでたし。

で、有志をつのって、録音してみたが、これが大失敗。どうやら相手の声が、こちらを経由して再び相手側へ戻ってしまうらしい。確かにそりゃそうだ。これを回避するには、Virtual Audio Cable (http://www.forest.impress.co.jp/article/2000/05/11/virtualaudiocable.html) を使えばよいらしいけど、これ売りもんだな。デモ版は落とせるけどどこまでできるんだろ。うーん。うーん。

多人数音声録音実験 その後

らじろぐ(http://radilog.jp/)というチープな音声配信サービスは、マイクさえあればリアルタイム配信ができるサービス。しかも自分を含めて同時に多チャンネル聞くことができるので、参加者全員でリアルタイム配信して、全てのチャンネルを聞いてる人が録音すれば多分多人数録音可能。
あーでも駄目か。結局、skypeにせよらじろぐにせよ、超録で録音できる音と、外に出ていく音はいっしょだから、トークバックは絶対発生すんだな。やっぱ録音専用マシンを使うのが一番楽か。がっくし。仮想サウンドカードを使う方法もいまいちよくわかんないしなー。

さらに

HotRecorderというskype用会話録音ソフトもあるようだが、フリー版だと録音が2分までらし。さらに音声ファイルが独自形式っぽい。だめだな(http://www.geocities.jp/hibiyank/hotrecoder/index.htmより)。

まとめ

だんだんわけがわからなくなってきたのでまとめ。

  • 録音ソフトやボイスチャットソフトはサウンドカードの録音側の音を取りこめる
  • 再生ソフトはサウンドカードの再生側へ音を流す。
  • 録音側には(通常は)マイクや外部入力の音しか流れないので、PCで再生された音は録音ソフトでは録音できないし、ボイスチャットにも流せない。

これが基本。ただ、設定をいじくれば、

  • マイクの音をサウンドカード再生側に流し、
  • かつサウンドカードの再生側の音を録音側に戻す

ことができる。これで、マイク->(再生ソフト->)サウンドカード再生側->録音側->録音/ボイスチャットソフトと、ぐるっとまわって両方の音が録音/チャットに出力できる。
ただ、ボイスチャットの場合は当然相手の声もサウンドカードの再生側に流れてしまうので、これもぐるっとまわってボイスチャットから出力されて相手側に相手の声が返っていってしまう。これがトークバック。
で、結局、録音ソフトで録音できる音とボイスチャットで相手に流れる音は一致するのでトークバックは回避不能。ただサウンドカードを二枚差しすればなんとかなるらし。仮想サウンドカードで実現する方法はいまいちわからず。
ひとまず以上です。